大きい買い物をするからショッピング枠を増やしたい。
クレジットカードのショッピング枠ってどうやって増やしたらいいの?
こちらのページでは、このような疑問にお答えします。
恐らく皆さんは、最初にクレジットカードを作った時に「所得額」や「勤務年数」などから枠の額を設定されたと思います。
解説していきます。
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目次
【結論から言うと…】自分から増枠申請をしないほうがいい!限度額の決め方など
結論からお伝えすると、基本的には自分からクレジットカードの増枠申請することは、できれば避けたほうが無難です。
細かく解説すると、何度も増枠申請していると「お金がない」とみなされるケースがあるためです。
限度額はクレジットカード会社独自の審査によって決まる
クレジットカードの限度額は、「JICC」、「CIC」、「JBA」などに登録されている申込者の情報をもとに、カード会社独自の審査によって決定します。
JICC | 日本信用情報機構 | https://www.jicc.co.jp/ |
---|---|---|
CIC | 指定信用情報機関 | https://www.cic.co.jp/ |
JBA | 全国銀行個人信用情報センター | https://www.zenginkyo.or.jp/ |
カード会社はこれらの機関で、「他の会社で起こした金融事故など」を確認することができます。
なので、申し込んだカード会社で滞納したことがなくても、審査に通らない場合があります。
クレジットカードの増枠申請をすることは、新たなカードを申し込むことと同じような審査を受けることになるのです。
キャッシング枠に比べるとショッピング枠の限度額は上がりやすい
ここで知っておきたいのは、キャッシング枠とショッピング枠の審査は根本から異なっているということです。
クレジットカード会社では、ショッピング枠は「割賦販売法」、キャッシング枠は「貸金業法」で審査しています。
「キャッシング枠 = 借入」と判断されるため「総量規制」の対象になります。
※総量規制:債務者は年収の3/1を超える借金をすることはできない。
一方、ショッピング枠は、カード会社内でのスコアリングや他社の利用状況や申し込み状況に問題がなければ通る場合もあります。
クレジットカードのショッピング枠の限度額を増やす方法5つ
割賦販売法で審査されるクレジットカードのショッピング枠は、キャッシング枠に比べると増枠しやすいといえます。
では、具体的にはどのようにしたら上限をあげることができるのでしょうか?
1.カード会社に直接増枠申請する
ショッピング枠の限度額を増枠したい場合には、まずそのカード会社に連絡してみましょう。
カード会社によっては、ホームページ上から申し込むこともできますが、より迅速に確実に増枠したい場合には、直接連絡するほうがベターです。
※カード会社によっては、ネット申込みのみの場合があります。
電話に出たオペレーターに増枠したい旨を伝えると、場合によってはその場で結果がわかる場合もありますが、ほとんどの場合は結果がわかるまで2~3日はかかると考えておいたほうがいいでしょう。
2.クレジットカードのグレードランクを上げる
ほとんどのクレジットカードにはグレードランクがあります。
一般的によく知られているグレードランクとしては、学生・一般(スタンダードあるいはレギュラーと呼ばれる場合もあります)・ゴールドの3つがあります。
またカード会社によっては、ゴールドの上に、プラチナ・ブラックランクが用意されていることもあります。
ゴールド・プラチナ・ブラックカードへの入会審査はかなり厳しく、年会費や入会金が必要となりますが、ほとんどの場合限度額は高く設定されています。
ショッピング枠の限度額をどうしても増枠したいと考えていて、入会条件をクリアしている場合には、ゴールド・プラチナ・ブラックカードへ申し込んでみるのもひとつの手です。
クレジットカードによっては、今までの実績が一定以上あれば、ゴールド・プラチナ・ブラックカードの属性に入っていなくても申し込める場合もありますよ。
3.普段からリボ払いや分割払いは避けるように心がける
クレジットカードの支払い方法には、一括・分割払い・ボーナス一括・リボ払いの4種類があります。
利息がつかない支払い方法としては一括やボーナス一括、あるいは2回払いがあり、3回以上の分割払いやリボ払いは支払い期間に応じた手数料が必要です。
3回払いの分割払いやリボ払いは利用者がカード会社に手数料を支払うため、カード会社の利益が増えることになります。
そのためカード会社には歓迎されるものではあるのですが、頻繁に使いすぎてしまうと、逆に警戒されるようにもなってしまいます。
特にリボ払いを頻繁に使っており、毎月の支払額が抑えていてなかなか残金が減らない場合には、増枠申請は通りにくくなります。
そのようなことから、クレジットカードを使用する場合には、普段からあまり頻繁にリボ払いや分割払いはしないようにすることも大切です。
4.クレヒスを育てる
クレヒス(クレジットヒステリー)とは、「クレジットカードを使用して、きちんと返済した」という実績の積み重ねからできるものです。
たとえば、1回もクレジットカードを使ったことがないという人は、カード会社からの信用が得られやすいのかといえば、一概にそうであるとはいえません。
カード会社から見ると、「クレジットカードの利用歴が一定以上あり、滞納や遅延を起こすことなくきちんと払い続けてきていること」が一番大切なことです。
そのため、ショッピング枠の限度額の増枠申請を考えている場合には、クレヒスを育てることも視野に入れるようにしましょう。
5.一時増枠に申し込んでみる
カードの利用限度額の一時増枠は、カード会社のホームページからも簡単に申し込めるようになっており、海外両行に頻繁に行く人や、結婚式などを控えている人などによく使われているものです。
カード利用限度額の一時増枠は、ショッピング枠全体での増枠に比べると緩めになっているので、審査が通りやすいといえます。
ただし気を付けなければいけないのは、一時増枠した場合の利用金額の返済は、ほとんどの場合は一括払いとなっていること。
利用した金額を一括で支払える見込みがない場合には、一時増枠は控えるようにしましょう。
また、何度も一時増枠していると審査が厳しくなるのでそこも要注意です。
ショッピング枠は利用履歴によって自動的に増えていくもの
クレジットカードのショッピング枠は、自分から増枠申請をしなくても、ある程度カードを利用していれば、自動的に増えていくものです。
カード会社が利用状況を見ながら定期的に限度額を見直ししているので、ベストなのはそのタイミングを待つこと。
でも、どうしてもショッピング枠の限度額を増やす必要があるという場合には、直接カード会社へ連絡して増枠申請してみましょう。
もしそれで通らなかった場合には、ほかのクレジットカードの申し込みや、銀行カードローンなどを検討をしてみてはいかがでしょうか。
どんな方法であっても、「返済できる見込みがある」限度額を守るということを忘れないようにすることが何よりも大切ですよ。